いくら貯まってもセミリタイアできない「もう1年症候群」
1億円貯まってもセミリタイアできない、「もう1年症候群」というのがあるらしいです。
僕なら1億円あったら嬉々としてFIREもしくはセミリタイアを選択しますが、そう簡単にはいかないそうです。
■もう1年働いたら、もう少し貯まる
というのは、目標金額に達しても、「もう1年働いたら、もう少し貯まるのではないか」という考えから、退職をずるずると先延ばしにしてしまうケースがよくあるそうです。
その場合、仕事が死ぬほど苦痛であるわけではないんですね。
また、毎月入ってくる給与が大きいです。
特に、歳を取れば取るほど、1年での所得は大きくなるわけで、「あと1年働いたら、プラス1,000万」となると、リタイアを踏みとどまってしまうのでしょう。
ボーナスなんかは覚醒剤のようなもんです。
どんなに疲れ果てていても、「こんなに貰えるのならがんばろうか」という気にさせられてしまうのです。
このもう1年症候群は、海外が発祥のようで、英語ではOne More Year Syndromeというそうです。訳そのままですね。
■残された時間
僕の場合は、仕事に嫌気が差して精神疾患までいったので、もう「1年症候群」には陥らなかったです。
そもそも、もう50代なので、残された時間はあまり多くありません。
もう1年、もう1年と言っていると、気がつけば60歳になってしまいます。
今でも、ボーナスが出た後、口座残高を眺めていたときの、にやけっぷりを思い出しますが、もはや終わったこと。
おかげで、超ノンストレスな生活ができていると思えば、いいタイミングだったかなと思っています。
「あと1年」は収入を1年分増やすことにはなりますが、1年という時間を失うことにもなるのです。
セミリタイアを考えている方は、そのあたりをよく想像してほしいと思います。
一般的に言われている男性の健康寿命を73歳とすると、僕にとって健康で好きなことができる時間は、もう残り20年しかないのです。
そんなこんなで、ぼちぼちやってます。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。
では、また。
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▲いつもありがとうございます。
自分の場合は、「あと1年働くと、年間生活費がプラス50万円」増えるという計算で考えています。
余程のことが起こらない限り、今リタイアしても老後の生活には困らないと思うんですけど、少しでも裕福なリタイア生活にしたいと思ってしまうんですよね。
自由な時間があればやりたいことができるというなら、早くリタイアした方がいいのでしょうけど、ある程度のお金がなければやりたいことができないというなら、もう少しお金を稼いでおこうと考えてしまうわけです。
まあ、会社を辞めたくて仕方なくなったら考えが変わるかもしれませんけど。
コメントありがとうございます。
少しでも裕福なリタイア生活にしたいという気持ち、わかります。
お金がいくらあっても困りませんからね。
会社で働くのが酷なのではなければ、コンスタントに稼ぎがある方がいいですね。